民間航空3社も先週後半からマニラやセブ島とを結ぶ便の再開を本格化させており、20日は計8便が島民を運んだ。
死者4000人超に
フィリピンの国家災害対策本部によると、11月20日午前現在、台風30号による死者は4011人と4000人を超えた。行方不明者は1602人。まだ収容されていない遺体が多く、今後も犠牲者は増える見通しだ。
被害が甚大だった中部レイテ島やサマール島では、水や食料を救援物資に頼っているが、孤立した集落への支援は行き届いていない。発電所も被災し、停電が続いている上、ガソリンなど燃料の供給も滞っている。(タクロバン 吉村英輝、岩田智雄/SANKEI EXPRESS)