「会見で辞意を表明するのかと思った」。ある都議は会見後にこう苦笑した。副知事就任時から猪瀬知事と都議会の関係は必ずしも良好ではなく、「独断専行」との声もある。
この日、都議会最大会派の自民は総会を開き、議会対応を議論。会見が開かれたのは、総会の約1時間前だった。自民の吉原修幹事長(58)は「説明が二転三転するなど、疑問が残る」と指摘、「まだ都議会に対する説明責任は果たしておらず、問題は解決していない」と述べた。
6月の都議選で第三党に躍進した共産は、地方自治法に基づく調査特別委員会「百条委員会」の設置を提案する構えだ。(SANKEI EXPRESS)