【Campus新聞】
「日本最高のテコンドー部」を掲げる明治大学テコンドー部にとって最重要の試合が、全日本学生テコンドー選手権大会である。学生の大会としては最高峰に位置づけられ、個人戦のトーナメントで行われるが、男女各クラスの優勝者に5点、準優勝者に3点、3位入賞者に1点のポイントが与えられ、大学ごとの合計点で、「日本一」を決定する。
アジア学生テコンドー選手権大会で準優勝に輝いた大島卓也選手(20)は「全日本学生で総合優勝することは、自分たちにとって最大の目標です」と、力を込める。
「単なる個人戦ではなく、チームとして優勝できる」のが、この大会の最大の魅力だという。「監督やマネジャー、サポートしてくれる人たちも含めて全員で日本一になれる。最高の恩返しになるし、総合優勝ができたら、これからの人生でも最高の思い出になると思う」
2011年の大会で初の総合優勝を果たしたが、12年は準優勝、9月に行われた今年の大会も準優勝と、2年連続で目標に一歩届かなかった。3年生にとって、来年の日本一奪還は悲願である。