「(日本一奪還の)チャンスをもらっていることにまず感謝しています。テコンドーという武道を好きになれたのは、明治大学のおかげでした。優しく見守ってくれている監督や追いかけてきた先輩だけでなく、たくさんの人のお世話になった。テコンドーを通じていろいろな人と知り合い、自分自身も成長することができた。何としても明大テコンドー部をもう一度日本一にします」
大島選手は力強く誓った。
≪世界ではメジャー 朝鮮半島発祥の五輪競技≫
テコンドーは五輪種目になっているものの、日本ではまだまだメジャー競技とはいえない。テコンドーの歴史やルールを紹介する。
漢字で「●(=足へんに台)拳道」と書くテコンドーは、朝鮮半島で生まれた足技を中心に発達した格闘技で、「足のボクシング」とも言われている。スポーツであるとともに武道でもある。「●(=足へんに台)」は跳ぶ・蹴るなどの足技、「拳」は突く、受けるなどの手技、「道」は武道を意味し、技の一つ一つが華麗で美しくダイナミックなのが特徴である。