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中国防空圏、ちぐはぐな対応露見 “真の狙い”見抜けなかった米国 (1/5ページ)

2013.12.10 10:30

  • 中国政府は2013年11月23日、東シナ海上空に防空識別圏を設定したと発表した。23日午前10時(日本時間午前11時)から施行した。
  • 中国・首都北京市、上海市

 【国際情勢分析】

 中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海上空に防空識別圏(ADIZ)を設定したことへの米国の対応が怪しい。

 11月23日に中国が防空圏の設定を発表した後、米国は日本とともに中国を批判。(11月)25日(日本時間26日)には、中国側に事前通報しないまま米軍B52爆撃機を尖閣諸島上空に飛行させた。中国の防空圏設定に対する挑戦的な米側の行動に、日本は安堵(あんど)したに違いなかった。

 ところが、米政府は(11月)29日(日本時間30日)、米航空各社に対し、防空圏を米民間航空機が通過する際、飛行計画の事前提出など中国側の要求に従うよう促した。日本政府が、日本の航空各社に逆の要請をしていただけに、たちまち日米のちぐはぐな対応が露見したといえる。

 副大統領、撤回求めず

 12月5日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、12月4日のジョゼフ・バイデン米副大統領(71)の訪中に関する社説の中で、米国は中国に強い対応を取るべきだと訴える。

「それを中国が日米間の弱点だと解釈する可能性がある」と解説

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