メルケル首相が党首を務め、9月22日の総選挙で第一党となった保守系与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と最大野党の中道左派、社会民主党(SPD)は3カ月近い連立協議の末、14日にSPDが党員投票で大連立を承認。15日に閣僚人事が発表された。第3次メルケル政権は17日に正式発足する。
フォンデアライエン氏はベルギーのブリュッセル生まれ。父親はCDU所属の政治家で、北西部ニーダーザクセン州の知事だった。流暢(りゅうちょう)な英語とフランス語を話し、1978年にはロンドン大学傘下のロンドン政治経済学院(LSE)で学位を取得した国際派だ。
保守政治の中核に
今回と同様、SPDとの大連立となった第1次メルケル政権(2005~09年)でCDUから家庭相で初入閣。閣僚を務めるのは3期連続だが、2011年にはギリシャへの緊急融資に絡む担保差し出し問題や企業の女性役員の比率を法律で定めるか否かといった問題でメルケル首相と激しく対立した。