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財政協議前進も続く視界不良 (1/4ページ)

2013.12.17 10:30

 【アメリカを読む】

 12月10日の首都ワシントンは、今年初めてといっていい本格的な大雪に朝から見舞われた。首都機能がまひするほどではなかったが、一部政府機関は閉鎖され、早々に仕事納めをするオフィスが目立ったように思う。そんな静けさを破って、夕方に緊急記者会見が入った。

 「私とマリー氏は合意に到達した。それを報告できて幸せだ。今週、いや今年はずっと二人で話し合ってきたんだ」

 パティ・マリー上院予算委員長(63)=与党民主党=を引き連れて現れたポール・ライアン下院予算委員長(43)=野党共和党=は早口で切り出した。本来なら「二人が共同委員長を務めた超党派委員会で合意に達した」と言うべきところだが、よほど興奮していたのかもしれない。

 1月の政府再閉鎖は回避

 米国の財政問題を協議していた議会の超党派委が、今後の予算編成の枠組みや歳出強制削減の緩和について合意した。合意に基づく予算案も12日に下院を通過。上院も今週可決する見通しで、暫定予算の期限が切れる来年1月中旬に政府機関が再び閉鎖される事態は回避される見通しだ。迷走してきた米国の財政協議だが、ようやく一歩前進した格好だ。

政府機関閉鎖がまた起きれば、信認は地に落ちる

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