消えぬデフォルトの恐怖
さらに、財政危機はまだ去っていないどころか、最大の懸案は実は手つかずのままだ。来年2月7日には連邦債務上限の引き上げ期限が再び訪れる。その後も財務省の緊急措置で1カ月程度はしのげそうだが、行き詰まるのは時間の問題。そうなればデフォルトの恐怖が再燃する。
バラク・オバマ大統領(52)も「合意は好ましい一歩だ」と声明で評価したが、議会はまだなすべきことが多いとも強調し、年末に失効する失業保険給付の延長など一段の景気刺激策で歩み寄るよう、与野党に求めている。財政と景気の不安に直面する米国の視界は晴れないままだ。(ワシントン支局 柿内公輔(かきうち・こうすけ/SANKEI EXPRESS)