チーム結成当初は札幌近辺で練習場を確保できず、車で2時間かかるリンクへの道のりを吹雪に阻まれたこともあった。だが、母になり、たくましさが増したという小笠原は「ここぞというときに決められるようになった。動じなくなったし、忍耐強くなった。このチームで五輪の切符をつかめて幸せ。みんなに感謝したい」と涙をぬぐった。
海外ではママさんプレーヤーも多いカーリングだが、日本にはまだ少ない。遠征中は親戚に子供を預けるなど周囲の支えは欠かせない。船山は「チーム結成から短い時間でこれだけの結果を出せてうれしい。(結婚、出産後に)再挑戦して本当に良かった。環境が整わずに夢を断たれる選手がたくさんいる中、思う存分練習できる環境を整えてくれた人たちに感謝したい」と殊勝に語った。
強豪ぞろいの五輪では「現実を見ると1勝できるかどうか」(小笠原)という厳しい状況が待ち受けるが、大舞台で再び、「母の力」を見せてほしい。(SANKEI EXPRESS)