情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)によると、13年1~9月の携帯電話の輸入超過額は1兆円(24年は約1兆1000億円)を超えた。「スマホは中国製が多く、中国からの輸入増の傾向はしばらく続く」(CIAJの宮繁行市場調査部長)とみられている。
海外と国内の役割の変化が、伸び悩む輸出の背景だと見る向きは多い。国内市場の成熟化やエネルギーコストの高騰、それに対する新興国市場の高い経済成長力を考慮し、企業は国内生産は質の向上を重視、海外は量の拡大を重視する方向に動いているという。
伊藤忠経済研究所の丸山義正主任研究員は「製造業の構造変化は日本企業の合理的な選択の結果であり、今後は海外現地生産の果実を日本経済に取り込むための戦略や環境整備が求められる」と話している。(SANKEI EXPRESS)