昨年より始めさせていただいたこの連載。いろいろな道具たちを紹介してきたが、僕は単純に「昔のもの=良い」と思っているわけではない。道具につまった本当の魅力はどこにあり、それを現代のどこに最適な形で落とし込んでいくのか。
2014年『円游庵の「道具」たち』は今まで以上に、“モノ”を通して現代で本当に必要とされているもの、大切なものを考えていける場にしていきたい。
松尾芭蕉「古人の跡を求めず 古人の求めたるところを求めよ」。僕の好きな言葉です。本年もよろしくお願いいたします。(「丸若屋」代表 丸若裕俊/SANKEI EXPRESS)
■まるわか・ひろとし 1979年東京都生まれ。企画プロデュース会社「丸若屋」(maru-waka.com)代表。九谷焼・上出長右衛門とスペインの著名デザイナー、ハイメ・アジョン氏がコラボレーションした磁器など、日本の高品質な技術をいかした現代的な製品をプロデュースする。東京都台東区に、自身が手がけたり、これまでに出合った“道具”が並ぶ数寄屋造りをベースとしたショールーム「円游庵」を設置している。