コンビニエンスストアでも手に入るようになった一方で、おせち料理を敬遠するご家庭も増えていると伝え聞いたことがあります。人は年齢を重ねると、生きていることのありがたみを感じるようになり、おせち料理の持つ縁起の良さが恋しくなることもあります。黒豆にまめに働けるよう、栗の黄金色にはお金に困らないよう気持ちを込めます。エビにはひげが長く腰が曲がるまでの長寿を、また、小魚の田作りには豊作をイメージして、家族が息災で困窮せず長生きできることを願います。
厄払いのお屠蘇(とそ)を飲みながら、山や海の自然のものを美しい料理に作り上げたおせちをいただく。美しいおせち料理で年初のオープニングセレモニーを祝い、今年の好調なスタートを切ることにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)