自分の演技に後悔を残したくないというのが大きな理由だ。それでも初めの頃は完成品を見ると「こうすればよかった」と思うことばかりだったという。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:瀧誠四郎/SANKEI EXPRESS)
■つまぶき・さとし 1980年12月13日生まれ。福岡県出身。98年、テレビドラマ「すばらしい日々」で俳優デビュー。映画初主演作の2001年「ウォーターボーイズ」(矢口史靖監督)の演技が高い評価を受ける。03年「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督)、05年「春の雪」(行定勲監督)などに主演し、09年のNHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続を演じた。10年の映画「悪人」(李相日監督)では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など映画賞を総なめにする。今月(2014年1月)25日には、「東京家族」に続き、2度目の顔合わせとなる山田洋次監督の「小さいおうち」が公開される。