都議会自民党が舛添氏の支援を決めた1月9日、党都連の萩生田光一(はぎうだ・こういち)幹事長代理(50)は、小泉氏が細川氏を支援した場合の対応について「そういうことがあっても党としてぶれるつもりはない」と記者団に明言。党本部と連携して舛添氏をサポートする方針に変わりがないことを強調した。
ただ、自民党執行部は両者の連携に神経をとがらせている。ある党幹部は「細川氏が出馬し、小泉氏と2人が選挙カーで演説したら注目される。たいへんだ」と指摘する。小泉氏に近い閣僚経験者も「2人が連携すれば、細川氏を支援せざるを得ない自民党議員も出てくる」と不安を隠さない。
こうした中で、民主党都連は9日、細川氏を「最有力候補」(松原仁(じん)会長)と位置付けた。これまで党内は舛添氏支援の流れになりつつあったが、「脱原発」を掲げる細川氏支援に軌道修正した。