パキスタン・カイバル・パクトゥンクワ州ハングー地区【拡大】
アラブ首長国連邦(UAE)で働くアイティザズさんの父、ムジャヒド・アリさん(55)は葬儀の翌日、帰郷し「息子は母を泣かせたが、何百人もの母親が息子や娘のために泣くような事態を救った。息子は崇高な目的のために命をささげ、殉教者になった。私は幸せです」と気丈に振る舞った。
いとこのムダサールさんはAFPに「彼は少し太っていて、一緒によくプロレスをした。医者になるのが夢だったが、それは神の意志ではなかったようだ」と落胆した。
家族や親族だけでなく、アイティザズさんを称賛する声はツイッターなどでパキスタン全土に広がっている。ムダサールさんは「彼は1000人の生徒の命を救った。ノーベル平和賞候補となったマララ・ユスフザイさんと同じく、称賛されるべきだ」と話した。AP通信は地元住民の話として、アイティザズさんが普段から自爆テロを批判していた、と伝えた。(SANKEI EXPRESS)