細川氏は15日に、脱原発のほか社会保障の充実も盛り込んだ公約を発表する。無所属で立候補する見通しだ。民主党都連は14日、細川氏の支援を決めた。
一方、舛添氏は14日に出馬会見を行い、原発政策について「私も脱原発を言い続けている。早く原発に依存しない社会をつくっていくべきだ」と述べた。自民党都連が推薦する。
知事選には元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産、社民推薦、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)、「ドクター・中松」で知られる発明家の中松義郎(よしろう)氏(85)らも立候補を表明している。
「省エネ都市宣言」
東京都知事選への出馬を表明した細川護煕元首相の「脱原発」に関する公約案が14日、判明した。東京都が原発に依存しない「省エネ都市」を宣言した上で、都が大株主の東京電力に対し、研究が進んでいる太陽光・風力発電に加え、木くずなどを利用したバイオマス発電を中心とした「再生可能エネルギー基地」の建設を要求することが柱。徐々に原発に対する依存度を減らす方針だ。