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【おおすみ衝突】海自艦と衝突 釣り船転覆2人重体 (3/4ページ)

2014.1.16 08:45

衝突した海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン、艦長・田中久行2等海佐)と釣り船(船長・高森昶さん)の比較=2014年1月15日午前8時ごろ、広島県大竹市の阿多田島沖の瀬戸内海

衝突した海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン、艦長・田中久行2等海佐)と釣り船(船長・高森昶さん)の比較=2014年1月15日午前8時ごろ、広島県大竹市の阿多田島沖の瀬戸内海【拡大】

  • 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン、艦長・田中久行2等海佐)の航路=2014年1月15日

 おおすみは全長約180メートルで乗員は135人。医療設備や補給設備を備え、昨年(2013年)10月には豪雨被害を受けた伊豆大島に重機を輸送、昨年(2013年)11月には台風被災地のフィリピンに派遣された。

 阿多田島は大竹市沖約8キロで、山口県との県境付近。

 ≪汽笛、突如2回 「こんな大きな事故は今までない」≫

 穏やかな朝の海に大きな汽笛が2回、響いた。1月15日、阿多田島沖で「おおすみ」と釣り船が衝突した事故。冬の海に投げ出された男性はクーラーボックスにしがみつき助けられた。

 「ポーッ、ポーッ」。午前8時ごろ、霧がかかったときにしか鳴らない汽笛が突如、鳴った。阿多田島漁協の女性職員(59)は慌てて海を見た。晴れた寒空の下に見慣れない灰色の自衛艦の姿があった。

 同じころ、阿多田島の桟橋工事の警戒で船を出していた中村孝春さん(76)も同じ汽笛を聞いた。自衛艦のすぐそばに小さな黒い何かが浮いているのが見えた。「転覆か」。工事作業員を乗せて船を出した。約2キロ。だんだん近づくとクーラーボックスにしがみつき、漂う男性がはっきりと見えた。

阿多田島沖の瀬戸内海 「この辺は航路も広く、見晴らしも良い。こんな大きな事故が起きたことは今までない」

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