≪父になる準備 表情も穏やかに≫
オルフェーヴルは現在、体重約470キロ。競走馬としては決して大きくはない。競走馬から種牡馬になるためには、どんな馬も50~100キロほど体重を増やさなければならないという。
到着直後は雪に戸惑ったり、周りの名だたる名馬らに遠慮するかのようにおとなしいそぶりを見せていたが、一度放たれると興奮気味に小走りし、本来のオルフェらしさを取り戻していた。
デビューレースでは騎手を振り落とし、2012年の阪神大賞典では逸走するなど希代の「やんちゃ者」で知られたオルフェーヴルも牧場では優等生ぶりを発揮した。
競走馬として鍛え上げられた筋肉と雪景に映える栗毛がなんとも美しい。近づくと鼻を差し出し、なでてくれと言わんばかりにすり寄ってきた。厳しいレースを勝ち抜いてきたことが想像できないほど穏やかで優しい表情を見せてくれた。