西垣さんは、「2015年には総選挙や東南アジア各国との統一経済圏『ASEAN経済共同体』の発足が控える。ミャンマーブームはまだこれからで、この数年で劇的に変わっていくと思います」と話す。国境周辺の少数民族武装勢力との和平交渉や民主化の進行状況など不安要素もある。軍事政権時代からつながりがある中国が資源分野において先行する部分もあるが、アジアに残された最後の「金脈」を求め日系企業の進出は加速するだろう。
≪軍政脱し明るさ 課題はインフラ≫
最大野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏の長期軟禁、2007年、軍治安部隊が反政府デモを取材中の日本人ジャーナリストを殺害した事件など、強権な軍事政権支配が続いていたミャンマー。11年から就任したテイン・セイン大統領の政治改革により、民主化が進むミャンマーを訪れた。
日本から飛行機で約8時間、熱帯の旧首都ヤンゴンに降り立つと、道路を走る日本車の数に驚く。ほとんどは日本から輸入した中古車で、右側通行の道を右ハンドルのまま走っていた。