ベラルーシ・首都ミンスク【拡大】
「安倍政権の『暴走』を阻止できる唯一の政党は共産党だ」と唱え、「自共対決」の大義をことさら強調しているのも、そのためだ。民主党など他の野党がもたつく間に「反自民層」を独占する思惑があることは言うまでもない。
むろん、どれだけ「自共対決」を喧伝(けんでん)しようが、内実は独善的なスローガンだと言うしかない。そもそも天皇制や自衛隊さえも公式には認めず、日米安保条約廃棄を叫ぶ共産党は自民党の好敵手になり得ない。まさに「蟷螂(とうろう)の斧(おの)」なのだ。
鼻息荒くも、現実には党内から「安倍政権が安全運転に徹すると攻め手をなくし、自共対決の構図が崩れる」という本音も聞こえてくる。つまり党勢拡大への活路は安倍政権の“暴走頼み”ということだ。衣の下に堅い鎧(よろい)をまとう革命政党の本質は変らないのである。(高木桂一/SANKEI EXPRESS)