2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google【拡大】
また、長官は、五輪警戒で米国が提供できる支援について、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相(58)と電話で話し合ったことも明らかにし、その上で「ロシア側から特段の支援要請は受けていないが、もしロシアが支援を必要とするなら、いつでも手を差し伸べたい。もちろん、米国市民を避難させる必要がある場合は、ロシアと協力して適切な手配を行う」と述べた。ロシアの治安当局は現在、水中銃を携行した秘密警察官に黒海沿岸の潜水警備に当たらせ、「疑わしい者は即座に射殺せよ」と厳命しているとされ、米国もサポート体制を敷いた形だ。
また、米CNNによると、米国務省はソチに派遣される230人以上の選手、270人以上の役員・コーチ陣に、競技以外の場で米国選手団のユニホームを着用しないようにと警告した。国務省幹部は、「米国の代表選手だとしても、それを五輪会場の外でまで宣伝する必要はない」と説明した。
選手団以外にも、五輪期間中は約1万人以上の米国民が観客としてソチを訪れるとみられており、C17輸送機5機以上ドイツに待機させて約2時間で現地展開できる態勢を整えるとともに、国務省が契約した200人以上が搭乗できる民間会社の航空機も数機、ドイツに待機するという。