【JR北海道の改竄】JR北海道の調査結果・対応/国土交通省の処分・対応=2014年1月26日現在【拡大】
Q なぜそこまで重い処分をしたのでしょう
A JR北海道は、2011年に起きた特急の脱線火災事故でも事業改善命令を受けましたが、事故やトラブルも続いており、安全軽視の企業体質が変わっていないことが判明したからです。
Q これで大丈夫なのでしょうか
A JR北海道には、外部有識者の第三者委員会が設置され、改善状況が随時チェックされます。国交省も今後5年にわたり監査を続けます。ただ、経営難で十分な設備投資ができない中、安全を確立できるか不安の声もあります。
≪脱線事故、立件視野に捜査≫
昨年(2013年)9月のJR函館線大沼駅構内の貨物列車脱線事故で、北海道警は業務上過失往来危険容疑の立件を視野に慎重に捜査している。保線担当者が、事故現場のレール幅の検査数値を事故直後に改竄していたことが分かっており、道警は、脱線が予見できたかを中心に調べを進め、刑事告発を検討する国土交通省と詰めの調整をしている。