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「将来の米大統領候補」 サリバン補佐官に注目 (2/4ページ)

2014.1.28 09:30

米国・首都ワシントン

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 交渉の詳細を配信したAP通信によると、サリバン補佐官らは昨年(2013年)3月から少なくとも5回、イラン側とオマーンなどで極秘に接触。2国間対話の可能性の感触を探り、合意に向けた交渉の下地を整える特命を帯びていたという。

 国交のない両国の極秘交渉が漏れれば国内の反対派だけでなく、イスラエルなどの反発も確実。交渉能力だけでなく、機密保持に細心の注意を払える冷静沈着さが求められ、サリバン補佐官にも白羽の矢が立ったという。

 物事に動じず、実利を重視するプラグマティスト。サリバン補佐官の特質を関係者も「オバマ大統領の生き写しのようだ」とAP通信に語っている。

 クリントン氏の懐刀

 サリバン補佐官はミネソタ州ミネアポリス出身。エール大法科大学院卒で法曹資格を持ち、ローズ奨学生として英オックスフォード大に留学、国際関係論で修士号を取得した。最高裁判事の事務官、連邦上院議員顧問を歴任した。

 2008年の大統領選では巧みな討論術を買われてクリントン前長官の討論会対策を担当。オバマ大統領が民主党候補に指名されると、陣営入りして討論を担当した。

オバマ氏も残留を指令

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