振り返れば、2012年の世界選手権で銅メダルを獲得し、初めて世界の表彰台に上がれたことが、この4年間の中で大きな転機になりました。あの時点で、自分の立場が少し変わり、「いけるんじゃないか」という思いと、同時に、「もし失敗したら落ちてしまう」という不安が生じるようになったのです。
思いっきり演技することだけに集中していたそれ以前とは、そこが大きな違いです。そのせいで、守るところと攻めるところのバランスが難しくなってしまったのですが、今回の全日本では、うまく乗り切ることができたと思います。
バンクーバー五輪以降の技術的な進歩では、「3回転-3回転」の連続ジャンプを跳べるようになったことと、表現力などを示すプログラムコンポーネンツ(演技構成点)が4年前よりもかなり伸びたことが挙げられます。こういったところは、今まで取り組んできたことの積み重ねの成果だと思います。
ソチ五輪本番でも、成長を自分自身が実感するとともに、見ている人にも「この4年間にやってきたことが今につながっているんだな」と思ってもらえるように頑張りたいです。もちろん、目標はメダルを取ることです。