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藤十郎さん「曽根崎心中」お初、演じ納め 歌舞伎座4月講演 (1/2ページ)

2014.1.29 00:04

1300回以上勤めてきたお初を、演じ納めることを明らかにした坂田藤十郎さん=2014年1月24日、東京都中央区(瀧誠四郎撮影)

1300回以上勤めてきたお初を、演じ納めることを明らかにした坂田藤十郎さん=2014年1月24日、東京都中央区(瀧誠四郎撮影)【拡大】

  • 2005年11月30日、京都・南座での襲名披露で「曽根崎心中」のお初を演じる坂田藤十郎さん(右)と徳兵衛の中村翫雀(かんじゃく)さん=京都市東山区(塚本健一撮影)

 歌舞伎の人間国宝で第20回高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)受賞者の坂田藤十郎さん(82)が、代名詞ともいえる上方歌舞伎「曽根崎心中」のヒロインお初を、4月の東京・歌舞伎座の公演で“引退”する。1953年から60年余りにわたり、ほぼ一人で演じてきた当たり役は、演じ納めとなる4月26日の千秋楽で通算1351回。惜しまれながら歌舞伎座新築開場1周年の晴れ舞台で区切りを打つことになった。

 お初と徳兵衛の悲恋を描いた「曽根崎心中」は近松門左衛門の心中物の代表作だが、江戸時代以来、長く上演が途絶えてきた。だが、53年8月、東京・新橋演舞場で宇野信夫さんの脚本、藤十郎さん(当時、二代目中村扇雀)のお初、藤十郎さんの父の二代目中村鴈治郎さんの徳兵衛で、歌舞伎で復活初演。社会的現象となるほど人気を集め、“扇雀ブーム”を巻き起こした。

 藤十郎さんは「お初に出会ったことで私の人生は変わった。運命ですね」と振り返る。以来、藤十郎さん以外にお初を演じたのは、次男の三代目中村扇雀さん(53)と孫の中村壱太郎(かずたろう)さん(23)だけ。2005年11月の四代目坂田藤十郎襲名の際にもお初を務めたほか、イギリス、ロシア、アメリカなどでも上演された。

曽根崎心中とは

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