オバマ氏は「アジア太平洋地域への重点的な取り組みを続ける」と述べ、台頭する中国を見据えたアジア重視戦略の継続を確認。日本への直接の言及はなかった。
イラン核開発問題では欧米など6カ国とイランの合意で進展を阻止したと強調。イランが合意を順守しなければ「新たな制裁を科す」と警告した。シリアの化学兵器廃棄をめぐっても米外交の成果と指摘した。
今年末までのアフガニスタンからの米軍戦闘部隊撤退に触れ「米国の最も長い戦争が終わる」と述べ、米海軍グアンタナモ基地(キューバ)のテロ容疑者収容施設の年内閉鎖の必要性も訴えた。
演説の大半は経済や内政問題に割かれた。オバマ氏は、米国の経済成長の一方で「(貧富の)格差は拡大している」と危機感を表明。大統領令で連邦政府の契約企業職員らの最低賃金を引き上げる方針を示した。
不法移民の米国籍取得に道を開く移民制度改革では、上院を通過している関連法案の年内成立の必要性を訴えた。(共同/SANKEI EXPRESS)