中国のスポーツサイトの編集長は環球時報に対し、「いかなる公的なシステムにも属していない李娜に対する、湖北省の報奨金は湖北省の宣伝キャンペーンの一環だ」と指摘している。また、別のサイト関係者は李娜と幹部らの面会を「ひどい見世物だ」と表現。「役人は納税者の80万元というお金を、スターに会うという自分の夢を実現するために使った」と強烈に批判している。
環球時報によると、広東省の弁護士は湖北省政府に対し、李娜に贈った報奨金の出所や、支出が規則に合致しているか否かといった情報の開示を求める訴えを起こしたという。もっとも、当局が李娜の凱旋を“無視”すればしたで、批判されていたに違いない。結局、今回の騒動は、特権を謳歌する当局幹部に対する不満が燻っていることの裏返しでもある。(中国総局 川越一(かわわごえ・はじめ)/SANKEI EXPRESS)