弾圧を恐れる男性は、自身について20代で、西ウクライナの音楽学校で学んだとだけ説明。戦闘服を着ているのは、デモ隊を「危険な武装集団」と決めつける政権への皮肉だという。
男性は「ここにいる人々が、教育を受けた普通の人々であることの証しとして音楽を奏でている」と強調。「音楽は人々の士気を高めている。音楽には革命の精神がある」と訴えた。
デモ最中にプロポーズ
さらに2日には、デモ隊が座り込みを続ける広場のバリケード近くで、ヘルメットに防弾チョッキ姿の青年が突然、女性の前にひざまずき拡声器で、「結婚してほしい」とプロポーズ。付き合い始めて18カ月という女性は感激して男性と抱き合い、口づけを交わした。AP通信などが伝えた。
「いつプロポーズしようかと悩んでいたら、“革命”が始まってしまった」と、この男性。デモ隊の仲間も花束を渡し、「英雄に栄光あれ!」などと歓声を上げ祝福した。