マルメからはスウェーデン鉄道の主力列車「SJ2000」に乗り込んだ。日本の新幹線のようなもので、最高時速は210キロ。広々とした車内ではビジネスマンがパソコンを開いて快適に作業をしていた。スウェーデンの列車や駅では、Wi-Fi(無線LANの一種)が完備されているところが多く、容易にメールチェックやインターネットができた。
続いて訪れたのはスウェーデンの首都、ストックホルム。王宮にほど近い、ストートリィ広場にあるクリスマスマーケットを訪ねた。記者が訪れた(2013年)12月は、ヨーロッパの都市ではどこでも、町の中心にクリスマスの飾り付けをした屋台が並ぶ「クリスマスマーケット」が開かれる。多くの観光客にならって、雑貨の並ぶ露店でホットワインを買ってみた。氷点下のなか、レーズンやアーモンドの入ったホットワインを飲み干すと、体が芯から温まり心なしか華やいだ気持ちになった。