このすべてが焦げ付くわけではないので制御可能との判断もあるだろうが、日本のバブル崩壊の場合、銀行の不良債権総額はバブル融資の9割の100兆円を優に超えた。ところが、もう一つ重要なデータを国家統計局が発表している。
それは不動産関連投資の資金源である。投入総額は昨年(2013年)1年間で12.2兆元だが、このうち国内銀行融資は16%に当たる2兆元弱。そのほか自己資金などもあるが、不明額が44%を占める5.4兆元と、銀行融資の2.5倍もある。
この不明資金の正体はどうやら、ノンバンクなどが高利回りの理財商品として広く預金者や投資家から資金を集めて、地方政府系の不動産開発業者に融資する「シャドー・バンキング(影の銀行)」である。影の銀行が活発化した08年末から5年間の不動産関連への投入額は総額20.9兆元に上る。