【対話の達人】
先日、久しぶりに渋谷に行くとファッション雑誌から抜け出てきたようなきれいなお嬢さんたちばかり。モデルのような2人組の女性とすれ違いざまに聞こえた会話は、「むかつくんだよね、○○」「え~、まじ~?やばくね、それ?」。別の日に生徒に答案を返すと、「あざ~す」と、にこやかに返答。ここまで極端ではなくても新入社員らの言葉づかいに違和感を覚えた人は少なくないと思います。しかし、よく考えてみると、いつの時代にも昔は使っていたのに、今は使われない言葉や表現はたくさんあります。平安時代の書物にも「今の若者は言葉、行いが乱れている」と書かれているので、嘆いているだけでは問題は解決しません。対話の達人を目指すあなたなら、うまく今の若者を諭す術を備えておく必要があります。まず認識しておきたいことは、彼らがこういう言葉を使うときは、あなたに敵対心を持っているのではなく、むしろある種の親近感を持っているということです。多くの場合、目上の人や状況に合わせた言葉、言い回しを知らないだけなのです。従って、お説教口調で直すように伝えても対立関係を生むだけです。