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芸術かカネか…ミロ作品競売で異論噴出 借金苦のポルトガル (2/3ページ)

2014.2.6 09:06

ポルトガル・首都リスボン

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 英BBC放送やフランス通信(AFP)などによると、競売予定の作品には、ミロの代表作の一つで、予想落札価格が650万~1140万ドル(約6億5000万~11億4000万円)と見込まれる油彩画「女と鳥」(1968年)が含まれている。絵画のほか素描、彫刻、コラージュなどがあり、落札総額は5000万ドルに達するとみられていた。

 作品は、ポルトガルの商業銀行バンコ・ポルトゲズ・デ・ネゴシオス(BPN)が2006年に日本の収集家から購入したもの。BPNは08年にギリシャやスペイン、ポルトガルなど南欧の過剰債務国を襲った経済危機のあおりを受けて破綻。政府による国有化に伴い、作品も国有財産になった。

 政府は、経済危機の根本的な原因である国の借金を少しでも減らそうと売却を決め、クリスティーズに依頼した。

 「文化損失だ」異論噴出

 これに対し、国内の美術愛好家らが作品の国外流出を懸念して猛反対。競売中止を求める署名もネットで8800人分が集まり、野党の社会党が先月(1月)、競売の差し止め訴訟を起こしていた。裁判所は4日、保有者である政府の意向を尊重し訴えを退けたが、クリスティーズ側は混乱を嫌い、中止した。

作品を残したいなら誰かが対価を支払わねばならない

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