2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google【拡大】
ただ、天才肌ではなく練習の虫でもある。ダブルコークを「回る感覚を覚えてやったらそんなにかからずにできた」と言ってのけるが、練習用のジャンプマットでひたすらに体にたたき込んできた。
ホワイトがあこがれの存在なら、師匠といえるのはバンクーバー五輪で代表だった国母(こくぼ)和宏(25)だ。海外デビューを飾ったころに知り合い、「カズ君(国母)は滑りがかっこよかったし、すごいと思った」。食生活や体の管理など競技者として必要なことを吸収していった。
「これまでの人の分まで頑張れたかな」。感謝の気持ちも忘れない言葉もまた、中学生離れしていた。
18歳「恩返しに」
「スノーボードでオリンピックに出る」。小学校の卒業文集にこう記した平岡は、6年後、夢をかなえた。
決勝2回目の演技を終えると「どうだ」といわんばかりに両腕を左右に開いた。会心の演技に「最高です。めちゃうれしい」。普段はあまり笑わない18歳が満面の笑みを浮かべた。