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台湾 中国との対話で浮上した思惑 (2/4ページ)

2014.2.14 11:40

中国・江蘇省南京市(省都)

中国・江蘇省南京市(省都)【拡大】

 公式会談翌日の12日、南京市内で中台がともに「国父」とする孫文(1866~1925年)の陵墓「中山陵(ちゅうざんりょう)」を参拝した際、王氏はこう語った。11日の会談で王氏と張氏は互いに「主任」「主委」(主任委員)と官職の肩書で呼び合ったが、「中華民国」は伏せられ、王氏の参拝身分も単に「大陸委員会主任委員」だったことから、王氏の「中華民国」への言及は台湾では大きく取り上げられた。

 「中台の対等な立場が会談の前提であることを、野党をはじめ台湾社会向けに強くアピールしたかったのだろう」と台湾の識者は分析する。

 王氏は祭文の中に「宝島台湾」「正視現実」などの言葉もちりばめた。

 第二次大戦後の国共内戦の結果、49年の中華人民共和国樹立をもって「中華民国は滅亡した」とする中国側を刺激しかねない場面でもあったが、会談の席上以外の発言のためか中国側は問題視しなかった。

 事実、台湾では独立志向の強い最大野党、民主進歩党の反応も比較的穏やかだった。今会談を「準政治対話」とし、台湾側が求めていた中国当局に台湾人が拘束された場合の「領事面会権」などで具体的進展がなかったと指摘する一方、「両岸当局関係の正常化は民進党政権時以来の主張」とし「双方が対等な立場と尊厳を守り対話のメカニズムを構築してゆくことで合意したことは評価する」と前向きに受け止めた。

中国大陸との良好な関係 「活路外交」支える前提

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