五輪初勝利は、またもお預けとなった。ソチ冬季五輪第7日の2月13日、アイスホッケー女子1次リーグで、世界ランキングによる下位リーグの日本はドイツに0-4で敗れ、3戦全敗となった。すでに目標だったメダルの可能性が消えた「スマイルジャパン」は、気持ちを切り替えて今大会不振(2連敗)のドイツに挑んだが完敗。長野冬季五輪で5戦全敗した屈辱から16年、「歴史的1勝」の重い扉を開けることができなかった。だが、まだ5~8位決定ラウンドの2試合(16、18日)が残っている。「次代につなぐ」ためにも、あと1勝、いや2勝をもぎ取り、最後に特上のスマイルを見せてほしい。
シュート30本放つも…
日本は第1ピリオド開始13分、FW平野由佳(27)が反則を取られてペナルティーボックスへ。ドイツにパワープレーを許した日本は、マヌエラにロングシュートを決められ、先制された。
第2ピリオドも開始早々、ゴール左サイドからフランシスカに追加点を奪われた。大沢ちほ(22)、坂上智子(30)を中心に攻めたが得点できず、第3ピリオド終盤にはGKを下げて6人攻撃に出た。しかし、返り討ちにされ、ダメ押し点を献上した。