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【アイスホッケー】遠い1勝「笑顔」を取り戻せ ドイツに0-4 3連敗 (2/3ページ)

2014.2.14 00:01

相手ゴールに迫る中村亜実(左から2人目)。何度もチャンスを作ったが、無得点に封じられた=2014年2月13日、ロシア・ソチ(古厩正樹撮影)

相手ゴールに迫る中村亜実(左から2人目)。何度もチャンスを作ったが、無得点に封じられた=2014年2月13日、ロシア・ソチ(古厩正樹撮影)【拡大】

  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ

 「もっと気持ちを出さないと勝てない。勝ちにこだわる部分が(接戦だった)前の2戦とは全然違った」と、主将の大沢は試合後、唇をかんだ。日本の枠内をとらえた30本のシュートは、ことごとく弾き出された。25本の枠内シュートで4点を決めたドイツは、コースの精度、速度など、シュートの質が高かった。「相手のFWは上手だった」。GK藤本那菜(なな、24)のつぶやきだ。

 だが、気持ちを強く持ち、前を向かなくては、1勝はもぎ取れない。

 環境変えた切符

 開催国枠で出た1998年長野五輪は5戦全敗で計2得点、45失点。現代表で唯一、この惨敗を経験した近藤陽子(34)は「緊張で何もできなかった」と悔し泣きした屈辱を忘れない。それ以降の3大会はいずれも最終予選の土壇場で萎縮し、あと一歩で涙をのんだ。アルバイトで生計を立てる競技環境への不安に「先が見えない」と多くの仲間が離れた。

 女子アイスホッケーのソチ五輪出場権は、世界ランク上位5国と開催国ロシアに無条件で与えられ、残り2枠の一つをスマイルジャパンは過酷な予選を勝ち抜いて自力で得たのだ。1年前の最終予選で、選手たちは「勝てば環境が変わる」を合言葉にリンクで輝きを放ち、五輪切符をつかんだ。

中村亜実、号泣 「1勝は簡単ではないと実感した。でも頑張るしかない」

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