インドネシア・バリ島沖のペニダ島=2014年2月14日、17日【拡大】
≪75時間ぶり 葉の水滴飲みしのぐ≫
岩場に漂着した日本人女性ダイバーは、葉についた水滴を飲んで命をつなぎ、行方不明になって約75時間を経て、奇跡的な生還を果たした。
警察によると、このダイビングツアーにはバリ島在住の日本人インストラクター、古川さおりさん(37)と高橋さんの2人と日本からの客5人が参加。7人は2月14日午前8時半、ボートでバリ島サヌールを出発、9時半にレンボンガン島沖に着いた。
海を漂い岩場へ
午後1時ごろ、7人は3回目の海へ。天気は良かったが1時15分ごろ急変。豪雨となり、ダイバーたちの呼吸で出る海面の気泡が雨粒で見えなくなり、ボートの船長は7人を見失った。
雨は2時ごろ上がった。船長は携帯電話を所持し無線もあったが救助を呼ばず、自力で約2時間捜索。レンボンガン島で住民から燃料を買い、再び1隻だけで捜索を続け救助要請は約3時間後だった。