2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google【拡大】
2月18日行われた新種目のフリースタイルスキー男子ハーフパイプ(HP)は、予選の上位12選手による決勝をデービッド・ワイズ(米国)が制した。津田健太朗(尾瀬ク)は予選で技の高さが足りずに53.00点にとどまり、上位12人に入れずに落選して22位に終わった。
最初で最後と決めた五輪だった。30歳の津田は「自分の目指していた滑りを、残念ながら出すことができなかった」と悔しさを隠さなかった。
朝から降り続けた雨が競技開始前に雪に変わり、ハーフパイプに積もった新雪が板にまとわりついてスピードが鈍った。1回目は最後まで滑りきったものの、高い跳躍ができなかった。2回目は3回転を繰り出した後の着地でバランスを崩して転んだ。雪の影響はあっても、上位選手は最後まで高さを保って華麗な演技をした。決勝進出者との力の差は歴然だった。
後ろ向きに滑って踏み切る得意の空中技はアピールした。かつて取り組んだビッグエア、スロープスタイル仕込みの独特の回転技を終盤に連続で試みて「やってみたいと思う人が増えてくれれば」と話した。