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大雪被害 機材不足、判断遅れ…浮かぶ教訓 (3/3ページ)

2014.2.21 09:20

観測史上最高の積雪を更新した主な地点=2014年2月14日(※今回の積雪)

観測史上最高の積雪を更新した主な地点=2014年2月14日(※今回の積雪)【拡大】

 車を放置して避難する運転手らも続出、除雪の妨げに拍車をかけた。こうした状況に、国交省は今後、早めに通行止めにする方針を示した。世耕弘成(せこう・ひろしげ)官房副長官も20日の政務官会議で、除雪を妨げる放置車両を撤去できるようにする災害対策基本法改正に連携して取り組むよう指示した。

 一方、気象庁の羽鳥光彦長官は20日、実際の予報と違った大雪になったことについて「不十分な点があった」とし、予報技術を見直す考えを示した。

 防災危機管理アドバイザーの山村武彦氏(71)は「普段雪の降らない自治体は大雪を大災害と考えておらず、孤立集落の情報集約に時間がかかったことが孤立長期化の背景にある。車の立ち往生が起きた道路は“大動脈”で、通行止めにしたくないという配慮があり、裏目に出たのだろう」と分析している。(SANKEI EXPRESS (動画))

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