旧暦の小正月を祝う台湾最大級の祭典「2014台湾ランタンフェスティバル」が2月14日から23日まで、中部の南投県中興新村で開かれ、国内外からの大勢の観光客でにぎわった。
1990年にスタートし、毎年会場を変えて開催されてきた台湾ランタンフェスティバルは今年で25回目。メーン会場には、午年にちなんで、古代中国の名馬をモチーフにした巨大電飾馬が登場した。
その会場を取り囲むように設置されていたのは、ちょうちんを果実に見立てたライチの木。幹の部分には、来場者が絵馬のように願い事を書いてつり下げるようになっており、「健康でいられますように」「テストで一番を取れますように」など、思い思いの願いが並んだ。
台中市から来た洪文誥さん(61)は、「近くでこんなに大きなイベントが開催されてうれしい。『合家平安、馬年行大運』(家族が幸せで、午年が幸運に恵まれますように)と願いを書きました」と話していた。
来年の台湾ランタンフェスティバルは、2015年2月27日~3月15日に中部の台中市で開かれる予定だ。