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「羽生・浅田モデル」でモノ作り復活目指せ (3/4ページ)

2014.3.5 11:20

ソチ冬季五輪で世界を感動させた羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手(左)と浅田真央(まお)選手の演技=2014年2月14日、ロシア・ソチのアイスベルク・スケーティング・パレス(古厩正樹撮影)

ソチ冬季五輪で世界を感動させた羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手(左)と浅田真央(まお)選手の演技=2014年2月14日、ロシア・ソチのアイスベルク・スケーティング・パレス(古厩正樹撮影)【拡大】

 「世界初」という文脈で考えると、日本の産業界の動向が気がかりだ。代表例がパソコン事業からの撤退とカラーテレビ事業の分社化を発表したソニーである。ソニーは年配者にとっては「世界初」を得意とする日本企業の代表だったし、筆者もかつて海外取材のときには高性能のソニー製テープレコーダーを誇らしげに携行したものである。1950年代前半のトランジスタ・ラジオの世界初の実用化への挑戦に始まり、トリニトロン・カラーテレビ、ウォークマンなど、世界唯一無二の技術を誇った。

 ソニーに限らず、家電を中心とする日本の電子・電機産業はこのところ縮小に次ぐ縮小、撤退また撤退という悪循環にはまっている。そんなときの結弦君、真央ちゃんの活躍は、日本に生きるわれわれを奮い立たせてくれる。

 モノ作りでの「世界初」や「世界無二」に対する目標意識は、収益最優先の米国型資本主義には見られない日本のビジネス風土と言ってよい。超精密の機械や電子機器部品では、宇宙・航空用やスマートフォン用部品など、日本でしかできない分野は数多いし、その多くは中小企業が担っている。

日本の強み 世界初の技術や製品を生み出す情熱と哲学

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