□チーフプロデューサー、きくち伸さん
記念コンサート8週連続
「『MUSIC FAIR』は、歌を純粋に聴いてもらえばいいだけ。まっとうにいい音楽だけを考えればいい」
東京五輪開催の年である1964年8月にスタート、民放の音楽番組としては最長寿となるフジテレビ系「MUSIC FAIR」(土曜後6・00)のチーフプロデューサー、きくち伸さん(51)はすこぶる早口、が、しかし実に楽しそうに話す。
豪華アーティストが勢ぞろいした2500回記念コンサート(1月30、31日、大阪・フェスティバルホール)の模様を8週連続(3月29日まで)で放送している。
「2日間楽しかったですよ、本当に楽しかった。1社提供(シオノギ製薬)のスポンサーさんがついてくださっているということは、番組は終わらず、だから10年後の3000回のことも考えられる。50年、感謝です」。きくちさん自身がまず楽しむ。これが何よりも大切であることが言葉の端々から伝わってくる。