大阪市長選(届け出順)=2014年3月9日告示、3月23日投開票【拡大】
投票率は大阪市長選で過去最低だった1995年の28.45%さえクリアできるか妙だ。あまりに投票率が低くなったり、橋下氏への抗議の意思表示といえる白紙など無効票が大量に投じられたりしたら、当選しても「民意を得た」とは胸を張れまい。より攻勢に出るであろう他党との関係も一層こじれ、都構想は前進どころか頓挫する運命をたどるだけだろう。
石原慎太郎共同代表(81)を中心とした旧太陽の党系と橋下氏が率いる大阪維新の会系が同居する日本維新の会は、とかく「東西対立」を露呈させてきた。原発輸出を認める原子力協定をめぐり、「反対」の党方針への造反を宣言した石原氏に対し、「西」の若手議員が「党を出ていけ」と怒鳴る一幕もあった。
「橋下という男は本当に何を考えているのか分からない。東西をつないでいる糸がブツンと切れる寸前だ」。維新幹部はそう憤る。「先」の見えない出直し市長選に強引に打って出た橋下氏の政治手法への疑念や不満が、「東」の国会議員に広がっているのも事実だ。