肌のチェックを受けるには従来、百貨店の化粧品売り場やエステ店に出向く必要があった。NTTコミュニケーションズの担当者は「診断に興味があっても、高い化粧品を買わされるのではとためらう女性が多く、手軽にチェックできるアプリのニーズは高いと思った」と狙いを説明する。
マクセルスマートコミュニケーションズも昨年(2013年)12月、同様のサービス「ハダモア」を開始した。専用のレンズをスマホに取り付けて肌に密着させて撮影すると、キメやシミ、美白度など6項目を数値で判定。手入れ法や生活習慣のアドバイスも受けられる。
レンズ代(想定価格9800円前後)が掛かるが、利用者はサービス開始から2カ月半ほどで数千人に上る人気という。
兆候把握し、対策提案
テープを使った肌診断も評判だ。化粧品大手のファンケルは、テープで顔の肌表面の角層を採取してタンパク質を解析する技術を開発。さまざまな肌トラブルの兆候を事前に把握し、対策を提案するサービスを展開している。