政府の介入を最小限に抑えようとする小さな政府の理念の徹底を訴えるポール氏の主張は、茶会の立場と一致するものだ。CPACの名物企画である大統領候補にふさわしい人物を選ぶ投票ではポール氏が31%の支持を集め、2年連続でトップとなった。
同じく茶会の支持を受ける保守政治家でも、テッド・クルーズ上院議員(43)が11%、マルコ・ルビオ上院議員(42)が6%の支持にとどまったこととは対照的で、米メディアは「CPACはポール氏のホームグラウンドであることが明確になった」と評している。
オバマ批判から距離も
ただしこの投票結果から、ポール氏が共和党大統領候補の最右翼だといえるほど事は単純ではない。CPACの来場者には若年層が多く、投票での人気が共和党全体からの支持のバロメーターとはいえないからだ。昨年(2013年)秋に国民生活を混乱させた政府機関閉鎖については、茶会に配慮して医療保険制度改革(オバマケア)見直しを強硬に訴えた共和党に責任があるとの見方が定着しており、今年のCPACではポール氏のような徹底したオバマ批判から距離を取る演説も目立った。