しかし、こうした現実主義の立場の論者でも、保守層の支持基盤を固めて大統領への道を確かにするには、茶会に配慮する必要がある。クリスティー氏は演説のなかで、妊娠中絶に否定的な立場を繰り返し強調して、自らの「保守らしさ」をアピール。サントラム氏も共和党勝利のために保守的な主張を抑えるべきだとの論調には「米国にとって破滅的な損失になる」と反論。承認の流れが強まっている同性婚についても「結婚を再定義する話をしようとは思わない」と述べ、距離をとる立場を示した。
民主党側ではヒラリー・クリントン前国務長官(66)が大統領候補として圧倒的な人気を集めるが、共和党側では新たな有力候補が現れる可能性も指摘されており、今後も激しい論戦が続くとみられている。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)