米CNNテレビによると、22日には仏の民間国際NPO(非営利組織)、国境なき医師団(MSF)がベルギーや仏から総重量33トンもの医療物資をギニアに運び込み、感染者の確認地域で隔離棟の設置を始めた。
MSFで熱帯性疾患医療のアドバイザーを務めるエッシャー・スターク博士は「隔離棟は感染力の強い病気の蔓延(まんえん)を防ぐには不可欠であり、専門スタッフが患者のケアにあたっている」との声明を発表した。
壊滅的被害の恐れ
エボラ出血熱は1976年にザイール(現コンゴ民主共和国)で発見された。下痢や嘔吐(おうと)、高熱に加え、皮膚などからの出血が特徴で、感染源はコウモリやゴリラ、チンパンジー、ヤマアラシなどといわれている。
人から人への感染は患者の血液や汗といった体液や排泄(はいせつ)物、患者の遺体に直接触れるほか、性交渉で起こる。世界保健機関(WHO)によると、確立された治療法やワクチンはなく、患者の致死率は25~90%に達する。