エボラ出血熱が発生した最近の例では、2012年7月、ウガンダ西部で17人が死亡。隣国コンゴ(旧ザイール)でも10人が死亡したが、ギニアでの感染確認は初。そのうえ約200万人が住み、物や人の出入りが激しい港湾都市である首都で死者が出たことに現地の保健当局は大きな衝撃を受けている。
ユニセフのギニアの責任者、モハメド・アグ・アヨヤ博士は「ギニアのように医療インフラが脆弱(ぜいじゃく)な国でエボラ出血熱が大流行すれば(国が)壊滅的な被害を受ける」との声明を発表。患者同士の接触や患者の所持品、遺体への接触、野生生物の肉を食べることで感染が拡大するとして警戒を呼びかけている。
しかし、エボラ出血熱はギニア外にも拡大しそうな気配だ。南に隣接するシエラレオネ共和国東部では、ギニアに行き、エボラ出血熱によるとみられる死者の葬儀に参列したとみられる14歳の少年が死亡しており、シエラレオネの医療当局者が関連を調べている。また、ギニアでの感染者1人がリベリアに旅行したことが22日に判明したという。(SANKEI EXPRESS)