今秋から来年にかけてのファッショントレンドを占う2014-2015年秋冬のミラノコレクション(2月19~24日)とパリコレクション(2月25日~3月5日)が相次いで開かれました。前回の2014年春夏コレクションではシンプルでクリーンなデザインから装飾的なデザインへと大きな変化が見られましたが、今回の秋冬コレクションはそれらをより深く掘り下げた形で提案されていました。
注目の素材は「ファー」です。ムートンまで含めてあらゆる種類のファーが出てきていました。しかも、ファーをラグジュアリーに着るというより、スポーティーな感覚で着こなすのがトレンドです。マルニに見られるようにジップアップやドローストリング(ウエストや袖口を袋状にしてひもを通した物。縛ることでボリューム感を出す)などスポーツアイテムから取ったデザインとファーを組み合わせるルックが見られました。今シーズンに関していうとフェイクファーではなくて、本物のファーがトレンドのようです。
そして、今シーズン注目のアイテムはニットです。久々にタートルネックがたくさん出ていました。ニットのドレスからニットのコートまでそれこそオールアイテムありました。ニットは私たちにとっても身近なアイテムなので、この秋はニットを楽しんでコーディネートしてみてはいかがでしょうか。