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「欧州と親密になれ」 最強パンダ外交官の使命 習主席、ベルギーで“視察” (1/3ページ)

2014.4.1 00:02

ベルギー・首都ブリュッセル

ベルギー・首都ブリュッセル【拡大】

 中国にとって、世界各国に約50頭を貸し出しているパンダは、最もかわいくて優秀な“外交官”だ。欧州歴訪中の中国の習近平国家主席(60)は3月30日、最終訪問国のベルギーで、今年2月に貸与したパンダのつがいの“仕事ぶり”を視察した。首都ブリュッセルに欧州連合(EU)本部があるベルギーと親密になり、最大の貿易相手であるEUとの経済関係を強化することが、パンダ外交官の使命だ。ただ、飼育する動物園の場所をめぐり、オランダ語圏の北部とフランス語圏の南部の地域間対立をあおったという経緯もあり、露骨な“パンダ外交”への不信感もある。

 ベルギーで仕事ぶり視察

 「ベルギーの子供たちが2頭のパンダを好きになってくれると同時に、中国と中国文化も深く愛してくれることを願っています」

 ロイター通信やフランス通信(AFP)などによると、ベルギー南部ブルジュレットにある自然公園「パイリダエザ」で、飼育施設の完成式に出席した習主席は、こうあいさつした。

毎年中国側に約100万ユーロの支払い

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